3月のたち哲終了しました。

テーマは「寂しさ」。「寂しさ」を普段は感じる事がない方から、普段から常に「寂しさ」を感じる方もいて、その「寂しさ」に違いはあるのだろうか、とスタートしました。

当たり前にあるものが無くなってしまう寂しさ、無くなってしまうことが想定内であればそれほど寂しくはないのでは、寂しさを埋められるのは愛しかない、人のデフォルトは寂しいものであってそれを埋めるために人は何かと活動しているのかも、結局「寂しさ」とは何かよく分からない等。

今回が定期開催の最後ということで、最後に皆さんと「寂しい」気持ちを共有することができ、「寂しさ」は共有することができものなんだな、と実感することができた回でした。

また機会がありましたら「たち哲」開催したいと思います。長い間ありがとうございました。


2月のたち哲終了しました。「無駄なこと」をテーマに対話しましたが、なかなか難しいお題でした。

自分にとっての主観的な無駄と社会的に無駄なことの境界線をハッキリさせようとするとこれがなかなか難しく、「無駄なこと」を他者と共有するのは難しい、なぜ難しいのか、、、ちょっと時間が足りなかった感じです。

期待値と無駄の関係や無駄を時間軸で考えてみる等興味深い話も展開し、もっと深堀していきたいテーマでした。

次回は3/19(土)の予定です。またよろしくお願いいたします。

 

 


12月のたち哲終了しました。12月は毎年「今年の問いは今年の内に」ということで、参加者の皆さんに最近気になっていることや誰かに聞いてみたい事等を挙げてもらいました。

・幸せと時間の関係とは?

・身体は自分の意志で動かせるのに、心は他者や外部にとらわれてしまうのはなぜ?とらわれとは?

・コロナ禍において何に気づき、何を感じたか?今までと違う自分はあったか。

・デジタル化してしまった自分を感じる。もっと不便でいいのでは?

・世の中、清潔すぎないか?抑圧されたものはどこへ?

それぞれの問いから長引くコロナ禍において個々人の生活・感情の変化、現代を生きる人間が置かれている現状から見えてくるものなどこの1年を振り返り、これから先を考える対話となりました。それぞれの世界に細分化された個々を生きる私たちはまた一体となることを求めるのかもしれない、それは退屈であれば一体になれる祭りを求め、戦という形になるのかもしれない、という背筋が寒くなるような話にも。さて来年はどの様な年になるのか。また一期一会で集った皆さんと対話を重ねられる年になることを願います。


11月のたち哲終了しました。今回は個々に気になっている事をあげながらスタート。不思議と情報(メディア)に対しての不信感に話が流れて行き、

・政治家が「安心・安全」「絆」等を連呼するがその中身が伝わってこない。報道されない。

・メディアのレベルが低くなっているし、受け取る側のレベルも下がっているのではないか。 

・情報が溢れているようで実は中身が一緒。垂れ流される情報に良識はあるのか?情報を信じる境目は?

・人間は判断する能力をたいして持っていないのでは?決断しているようでしていない。周りから浮かないし、多勢に流される方が楽。

・ネット社会では目立つ発信をすると叩かれる。それを若い世代程ひしひしと実感しているから実社会でも目立つことを恐れたり同調圧力を敏感に感じるようになってしまっているのではないか?等々次々と話が途切れる事がありませんでした。

最後は、結局のところ情報の終着はお金になるかどうか。話題性のある単語を次々羅列させネットでヒットさせる。情報に中身は無くても構わない。バズって再生数を上げ課金により情報発信者にお金が落ちることが目的なのだから!なんだなんだ結局はお金かぁ!(笑)

今回は少人数だったのでおしゃべり会になりました。ひとつの問ではなくひとつのテーマの中でフワフワと対話する。これまた心地の良い時間でした。ありがとうございました。


10月のたち哲終了しました。テーマは「自他境界」。

もともと日本人は自他境界があいまいだと言われているけれど、、、という投げかけからスタート。

日本では自他の境界というより内と外(内は個人ではなく群れ)という括り、宗教的(無宗教が多数派)に、言語的(主語なしで成り立つ会話)に、自と他の境界をはっきりさせずに空気を読み合う文化等、なるほどという意見が続々と。

時代の流れと共に内と外の内の範囲は徐々に小さくなって個に近づいている、なのに同調圧力が強くなってきていると感じるのはなぜだろう、とも。

後半は「自己を保つとは」という問いにもなりました。

コロナ禍で参加できなかった方に久しぶりにお会いできたり、遠くから参加してくれた方もいて、対面で続けてきて良かったなと思える回でした。

次回は11/20(土)の予定です。またよろしくお願いいたします。